絵馬に願ひをについて書こうと思ったけど上手くまとまらなくて断念しました、、、笑
大人しく発売日を待ちましょう、、、笑

そんな僕ですが、つい最近知ってめちゃくちゃはまってしまった作品があったので紹介してみようと思いました!それは、
レイジングループ
という作品です!

勝手なイメージだとマイナーな作品かなと。
知る人ぞ知る!みたいな認知度だと個人的には思ってます。多分合ってると思う。
なので、できる限り詳細に、ただネタバレはしなように注意しつつ、紹介していきます!

人狼ゲーム
Re:ゼロから始める異世界生活
シュタインズゲート
ひぐらしのなく頃に

↑このキーワードのいづれか1つにでもピン!と来たら、絶対知っておいた方がいいです!

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●レイジングループとは

レイジングループは人狼×和風伝奇ホラーノベルアドベンチャーというジャンルとして発売されたADVゲームです。

皆さんは『人狼ゲーム』はご存知でしょうか。
こっちは有名なので恐らくご存知の方は多いと思いますが、作品においてとてつもなく重要な要素なので、念のためちゃんと説明しておきます。
プレイヤーは「村人サイド」「人狼サイド」に分かれ、プレイヤー同士の会話のみで、村人に紛れ込んでいる人狼を探し出すというコミュニケーションゲームです。
プレイヤー同士の会話は「昼」とよばれるフェイズでのみ行え、3分や5分のように時間が決まっております。
時間になると「処刑」を行う対象を決める投票を行い、処刑されたプレイヤーは以降は会話に参加できません。
処刑が終わると「夜」とよばれるフェイズにうつり、各自の役職による特殊行動を行います。
ここで各サイドの主な役職を紹介しておきます。(様々な種類の役職があるのですが、あくまで主なもののみ。)

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▼村人サイド
・占い師(1人):任意のプレイヤー1人を「人狼」かどうか占うことができます。※役職がわかるわけではありません
・狩人(1人):任意のプレイヤー1人を、人狼いによる夜の襲撃から1夜守ることができます。
・霊媒師(1人):「処刑」されたプレイヤーが「人狼」かどうか知ることができます。
・村人(複数名):特殊行動は何もありません。

▼人狼サイド
・人狼(1〜2人):夜に任意のプレイヤー1人を襲撃します。昼は人狼であることがバレないように振る舞う必要があります。
・狂人(1人):占いや霊媒の結果では「人狼ではない」として判定されます。
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続いて各サイドの勝利条件は以下のようになります。
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▼村人サイド
→村に紛れ込んでいる「人狼」を見つけ出し、「人狼」を全て処刑したら勝利

▼人狼サイド
→人狼の人数と、村人サイドの人数が同数になったら勝利
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「人狼」は自身が人狼であることを村人サイドに知られるわけにはいかないので、何らかの嘘をつかなければいけません。
逆に「狂人」は占われても「人狼でない」と判定されるので、自由に動き回ることができます。

よくあるゲーム展開としては、人狼や狂人が占い師を騙る展開かと思います。
本来村に1人しかいないはずの占い師が複数人現れるので、その中に嘘つきがいる事はわかるけれども、一番有用な占い師が機能しなくなってしまう展開です。
こうなった場合は、占い師として名乗り出たプレイヤーを、夜を迎えるごとに順番に処刑していくことが、よくあるセオリーとなっています。

と、このように、如何にして信頼を勝ち取るか、うまく騙すことができるか、を競うコミュニケーションゲームとなります。


「襲撃」や「処刑」といった言葉を使用しているのはあくまでもゲームだからなのですが、
一度このゲームルールを現実世界に落とし込んで考えてみると、かなり恐ろしいことが行われているということがお分かりいただけるかと思います。
せっかく「占い師」として名乗り出ても人狼の嘘による騙りと被ってしまったら、うまくいかないといずれ処刑されてしまいますし、
そもそも毎日、「処刑」対象の1人を決め続けないといけません。

しかも「村」という設定なのだから、このゲームが行われるまでは普通に暮らしていたであろう「村」において行われているのでしょう。

このゲームは、いったい村がどういう状況になった時に行われるゲームなのでしょうか。


また視点を変えて人狼サイドについても考えてみると、このゲームにおける「人狼の目的」がいまいち腑に落ちない人が多いのではないでしょうか。
人狼は複数人いることもあるのですが、その場合においても、「1夜に1人」しか襲えない“決まり”があります。

また人狼サイドのゲーム上の目的は「村人と同数になる」こと。
つまり、人狼は、村人の全滅を望んでいるわけではないということです。
一体目的は何なのか。そして何故この"決まり"を守っているのか。

この不可解な“人狼の決まり”こそ、現実世界に落とし込んで考えた際に一番肝となってくる要素となります。



長くなりましたが、レイジングループでは上記のような不可解な残酷さや不可解な決まりについて、答えを提示してくれました。
気になる方は、ぜひゲームをプレイして真相を確かめてみてください、、、!

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●レイジングループ内での人狼ゲーム

レイジングループ作品内で人狼ゲームはそのままは出てこず、「黄泉忌みの宴」という形となって登場します。
基本的なルールについては同じなのですが、役職名等の設定の一部が特殊となっています。

というのも、レイジングループの舞台は日本のとある限界集落。藤良村。
彼らは自分たちが住む村がある山を神聖視しています。申奈山という名前で、申奈さん のように呼称することもあります。

その村に古くから伝わる儀式として「黄泉忌みの宴」が登場、
その村が濃い霧に覆われる時、山から紛れ込んでしまった「おおかみ」をくくるため「黄泉忌みの宴」が執り行われます。
不思議なことに、宴が終わるまでは霧が晴れることはありません。

その村に古くから伝わる因習に因んで、以下の御守りとなる役職が存在します。
・へび(1人):夜、1人の名前を紙に書いておくことで、翌朝にその人が人間側かおおかみ側かを知ることができる
・さる(2人):もう1人の「さる」役職が誰かを知ることができる
・くも(1人):夜、1人の名前を紙に書いておくことで、夜のおおかみの襲撃からその人を守ることができる
・からす(1人):翌朝に、前日処刑した人物が人間側かおおかみ側かを知ることができる

この宴でも「おおかみ」は1夜に1人しか襲えません。
また宴が行われてる期間の夜の間は、家の鍵を閉めて静かに閉じこもってないといけないという掟があり、
この掟を破ると「穢れ」がおとずれ残酷な死をむかえてしまいます。
またこの霧から抜け出すこともできません。


主人公はひょんなことからこの村へ迷い込んでしまいます。
しかも、この「黄泉忌みの宴」が行われる前日に。
ただこの主人公、色んな意味で常人ではありませんでした・・・!

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●一癖も二癖もあるレイジングループの登場人物たち

この作品の主人公、なんと「死に戻り」能力を宿しています。

宴の期間中、死ぬと特定の時間・場所から物語が再生されます。
ゲームのシステム上の話をしますと、死ぬことで特定箇所の選択肢が解放され、それを選択することで死に戻った事実を主人公が自覚します。

人狼のゲームシステムと死に戻りの相性って良いの?
って思われるかもしれません。僕も最初はそう思いましたね。だって、役職知った状態だったら少数の死に戻り回数で済みそうですからね。

それがなんということでしょう、分岐のタイミングによって「宴」の役職が変化します。
そのため、あっちの分岐ルートだと早々に死んでしまっていたのに、こっちのルートだと頼もしい味方 みたいなことになっています。

また細かいことは言えないのですが、このシナリオ、とあるルートでなんと主人公が“おおかみ”となるルートも存在します。
主人公がどういう行動をするのか、どういう思考をするのか、が気になりすぎてゲームを進めるのがとても楽しかったですね・・!

この、ルートによって役職が異なることにより、主人公以外の登場人物たちのいろんな面が描かれるので、癖のある各登場人物がみんな魅力的です。

またこのゲームの特徴的なシステムとして、クリア後の「暴露モード」というものも紹介しておきます。
こちら主人公だけじゃなく、その他のキャラクターも含め、その時点で何を考えていて、どんなやり取りをしていたのかがわかるものとなっており。
これが2週目から解放されるのですが、とてつもなく面白かったです。(語彙力
そのルートのおおかみ達の会話とか、黒幕の思惑とか、主人公の考えとか・・奥深いです!

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●レイジングループの感想

いろんなゲームに手を出してますけど、
たった数日で完全クリアして(2週)、
それでも飽き足らずkindleで資料集と、作者様が直接書き下ろした小説(全7巻)を買うほどハマる作品がこれまであっただろうか・・・w

最初に書いたように、
Re:ゼロから始める異世界生活、シュタインズゲート、ひぐらしのなく頃に のツボをおさえた構成になっているので、
どれかしらに思いっきりはまっていたり、
僕みたいに↑の作品全部にドはまりした方だと、まじで休みが秒で溶けていくかと思います。

今年の年末年始は帰省もできずに暇・・・という方、騙されたと思ってプレイしてみてください!

とりあえず今回はネタバレ無しにとどめておきます!